2周目・演出『中野志保の語り部屋』
昔から夏が苦手です。
寒いのは重ね着して動けばマシになるけれど、暑いのは裸になっても暑いし、じっとしていても暑い。寝ても起きても暑い。出来ることと言えば、文明の利器に頼り、地球温暖化に見て見ぬふりをして部屋を涼しくするぐらい。
汗をかけば身体は臭いし、なまものは根こそぎ腐っていく。脳みそも溶け出しそうな熱帯夜には、酒を呑んでもぬるくなる一方。
そんなわけで夏は極力動きたくないし、できればゆっくりしていたいのですが、
なぜかここ数年、毎年夏に芝居をしています。
なんでじゃ。
今年とて例外ではなく、残暑厳しい9月に向けて、頭も身体もデロデロになりながら日々練習に取り組む毎日です。
しかも例年になく動きの多い今回のお芝居。開始初っ端からハードな複式呼吸訓練。
練習度に汗だくになり、メンバーもさぞ大変な思いをしていることでしょう。
ごめんな(棒)。
それに加えてみんな授業に課題にバイトに就活、それぞれこなしながら頑張っているのだから、本当に大変で凄いと思います。
私に至っては学生時代など、雨の日は「雨だから」、晴れの日は「暑いから」「寒いから」と授業をサボり、その癖練習は皆勤賞を取ったり、授業の出席偽装工作を後輩に教えて仕込みに来させたり、インターンも行かず就活準備もろくにせず、2,3社落ちたところで挫折するのが怖くなり「休憩~」とか言って髪を金色に染め、そのまま卒業公演へまっしぐら。4年後期まで授業に出て単位ギリギリで卒業したりと、メンバーが聞いたら真面目に引かれそうな日々を送っていたもので、とても偉そうなことは言えない。
ただ、やっぱり学生時代~20代前半って、いや人生って、1度しかないのは確かだし、「何をしてきたか」というのが自分を形成してきたんだと実感する今日この頃です。
同じ夏は2度と来ないってな。変化し続けてるんだよな。
ぼやっとまとめたところで、語り部屋を終わろうと思います。語った。
写真は、最近実験中の舞台装置です。
以上、中野でした。
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